安定した暮らし

帰化申請の一部は動機書である。題名の通り、ここで帰化したい理由を書かなければならない。だから、この場を借りて、その問題について考えたいと思う。数回に分けて書くつもりだから、この投稿で「安定した暮らし」について書きたいのである。

安定した暮らしの主な対象は真由喜。子供の成長のため安定した拠点は多いく貢献すると言われる。もちろん、子供は何回の引越しに対応できるし、親の離別にも対応できるが、一般的に言えば、安定した拠点のほうが良いそうだ。それはいつまでかというと、12歳まで大きな打撃はないと良いと読んだことはある。親と一緒に、友達と一緒に、急な変化に対応する必要はない生活は良いそうだ。そうすれば、大きな変化に対応するためな基礎力が身につけるという。だから、真由喜のために少なくとも数年間日本に住み着くことになる。

それだけだったら、永住権のままで十分だろう。真由喜が大人になったら、イギリスに住むことにする可能性もある。アメリカやニュージーランドも可能だ。そういえば、私が全く無縁だった国に委譲したので、真由喜がチリに行くだろう。だから、永遠まで日本に住むように決める必要は無い。そして、真由喜が日本のままにしても、私が同じ国にいなければならないのは二十歳ぐらいまでだと思う。私の父は私の20代にアメリカに移住したが、それは問題になっていない。

しかし、私も安定した暮らしはしたいのだ。私にとって、人生に一度地球の反対側に移住するのは充分である。妹のように国を転々する気はしない。本は大好きだし、本の移動は大変だしね。そして、新しい人との関係を築くのは簡単な作業ではない。内向性は強いから。だから、私は日本を出たくない。これでも、永住権が足りると思われるだろうが、大きな違いがある。永住権は日本にいつまでも住む許可である。国籍は住む権利である。

では、日本の政府が私を日本から追い出そうとすることを恐れているかというと、そうではない。40年間以上日本に住めば、その可能性を完全に排除できないだろうが、心配するほどではない。隕石が我が家を滅ぼすのような脅威だと思う。またの関東大震災や富士山の噴火のほうがよほど怖い。つまり、安定した暮らしを覆す脅威を排除するための決断ではない。

ただし、ある国で安定した暮らしを目指せば、住む権利は象徴的で重要であると思う。自分の意志を申請で示すし、その答えで国だ受諾してくれる。

これは確かに抽象的な理由であるので、具体的になぜ日本に住みたいのだろうか。それは、次回書きたいのだ。


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