イヴ

今日はイーブ。クリスマスイブだが、省略の呼称も聞こえる。英語で、「イブ」は「宵」の意味だから、クリスマスの祭りの前夜という意味だ。イギリスでは、特別な習慣は少ないので、子供が興奮しすぎて眠れないのは特徴だろう。そしてアドヴェントカレンダーが終わる日でもある。実は、私にとって「12月24日」は、日付として「12月25日」より懐かしい気持ちが入っている。アドヴェントカレンダーを見て、この24が来ることを待っていたからだと思う。ヨーロッパ大陸で、クリスマスイブにプレゼントを交換するところは多いが、うちはそうしなかった。

ただし、クリスマスイブには学校があるのは、イギリスでは絶対にありえない。仕事に通う人は少なくないが、24日から休む人もけっこう多いと思う。だから、今日真由喜は学校に行くことには、私は違和感を抱えている。幸い、25日は冬休みに入っているが、将来に学校がある年もくるだろう。どうするかは、まだ決まっていない。自然の秩序に違反する行為だと感じざるを得ない。

日本では、クリスマスイブはカップルの日であるようだが、そのような習慣はヨーロッパにはない。クリスマスは家族のためだ。お正月は、恋人と過ごすことは多い。つまり、日本と逆になっている。私たちは、クリスマスを私の実家の習慣に則って祝う。ただし、私の両親は離婚していたので、クリスマスの日に皆んなで父の家に行ったが、私は離婚していないので、それはできない。だから、お昼ぐらいターキーを中心とするご馳走してから、プレゼントを開けて、お菓子をたくさん食べながら新しいものを楽しむ。ゆっくりする家族の日だ。(お正月は、年越しそば、初詣、お節料理。和風だ)

先日ゆり子と話していたが、イギリスの行事は日本の行事よりはるかに少ない。クリスマスとイースターぐらいだ。その結果、真由喜が経験する行事の大半は、日本のものである。ハーフというこれども、4分の3ぐらいは日本人だろう。日本に住んでいるので、当たり前だと言われたら否めない。それでも、両方の流れを汲んで欲しいので、クリスマスを思い切って祝わせたい。

学校が許す限り。


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