帰化申請

昨日、帰化する許可を正式に申請した。

仕事から法務局に向かって、法務局でゆり子と合流する予定だったが、ゆり子の仕事がちょっと長引いたので、ゆり子が着く前に担当官が出て、面接を始めた。

まず、私から申請資料を受け取って、一人で「戸籍・国籍相談室」に入った。そして、20分程度書類を確認した。終わったら、ゆり子が到着したが、先に私と話すことになった。前にも述べたが、この面接で夫と妻を別々で話す。その目的は、偽造婚をあぶり出す為であるそうだ。

私との話は、基本的に書類に沿って進んだ。冒頭で、「イギリスの国籍を離脱してもいいですか?」と真剣に尋ねられた。イギリスの国籍を放棄して、日本の国籍を取得する意思はちょっと信じ難かったようだった。書類の確認に入れば、書類はやはりまだちょっと不足していた。平成25年分の確定申告の写しも欲しいそうだし、ゆり子の在勤証明書は間に合わなかったのでその話もあったし、私の在勤証明書に私の住所と名前を会社名のところに書きそびれたし、戸籍関係で私の家族の書類はさらに必要になったなどだった。私の出生地も話題になった。イギリスの何州だったかは問題だった。今はマンチェスター州だが、当時は再編の前だったので、もしかして別な州だったかもしれない。しかし、その点は、担当官が調べてくれるそうだ。重要なのは、イギリス政府が思うことではなく、日本政府のことだからである。

書類確認をしてから、履歴書に沿って話が進んだ。履歴書に書いた事項についての背景や詳細についての話だった。例えば、川崎市外国人市民代表者会議をどうやって入ったかとか、日本論理検定協会はどういう仕事だったなどの簡単な質問だった。そして、ゆり子と出会った状況や結婚までの経緯についての質問はもちろんあった。真由喜が日本の学校に通っていることで、「インターナショナルスクールに通わさないか」と聞いたが、学費の規模を教えたら、すぐに納得できた。真由喜との話は、私が英語で、真由喜が日本語で話すことを言ったら、面白がっていた。このような質問は、真由喜の日本語力を一応把握するためだったろう。条件ではないが、真由喜には日本語ができなかったら、ちょっと問題視される可能性がある。

初耳の話は、戸籍の筆頭者を選ぶことだった。それはわからなかった。もちろん、ゆり子とまだ話していなかったので、その決断を後回しした。私の面接には、約45分がかかった。そして、私がロビーに戻って、ゆり子が入った。

ゆり子の面接は20分弱だったかな。後でゆり子に聞いたら、全然面接っぽくなかったそうだ。もちろん、出会いと結婚への経緯について話したが、他の話題は「イギリスの国籍を離脱してもいいのかな」とか、ゆり子のご両親はイギリス人との結婚をどう思ったかとか、帰化後の苗字などについてだったそうだ。真由喜が漢字に猛烈に反対したことがでたそうだが、担当官もカタカナの苗字に賛成したという。つまり、リラックスした雰囲気だったようだ。その理由の一つは、私たちの結婚はそもそも疑わしくないことであると思うが、その上リラックスした雰囲気で思わず本当のことをいうことは多いので、偽造婚を発覚する戦略でもあっただろう。ゆり子の面接が終わったら、私がまた部屋に入った。

宣誓書や申請書に署名した。そして、担当官が申請を受理した。

受付番号を発行しに行っていた間に、私とゆり子が戸籍の筆頭者のことを話し合って、決めた。生活には影響はないことだろうと思ったので、結局気持ちで決めた。

これから、審査が本格的に始まるそうだ。法務局からの質問があれば、私に電話するそうだし、追加書類を依頼することも同じだ。今日必要とした書類は、四月末までに提出して欲しいと言ったので、もしかしてその頃法務省に回すつもりだろう。

ところで、帰化の許可を得れる場合の名前を決めた。「チャート出意人」にした。


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コメント

“帰化申請” への2件のフィードバック

  1. 大和なでしこのアバター
    大和なでしこ

    「チャート出意人」って変だ。無理して漢字をあてはめると違和感が湧く。しょーがないでしょ。外国名なんだから。外来語はカタカナで処理している日本だから、カタカナのほうがいい。当て字するとかえって変な外人になる。外人なんだからしょーがないでしょ。

  2. チャート・デイビッドのアバター

    大和なでしこ様、

    貴重なご意見、ありがとうございます。参考にさせていただきます。

    ご存知の通り、漢字はもともと外国(すなわち、中国)の文化ですが、カタカナは日本の固有の文化ですので、渡来人であることを表すために漢字の方が相応しいのではないかとも思えるでしょう。それはともかく、なんらかの形で名前で邦人になったことを表したいですし、外国のルーツを隠す目的はもちろんありませんので、漢字の当て字は適切なのではないかと私は思っています。