転入者と祭り

川崎市外国人市民実態意識調査の報告書を読めば、イベントで地元の方々との交流を促進する機会があると良いとの意見は少なくなかった。これは重要なことだと思う。新住居地に前から住んでいる人との交流は、様々な側面から重要である。実践的には、その地域の常識を知るために効果的である。そして、心理的に孤立感を防ぐためにも良い。その上、様々な問題を事前防止するために交流は良いし、問題が発生したら解決を簡単にする。例えば、私はよく真由喜の小学校に行って、読み聞かせをするので、学校で問題が起きたら(それは真由喜の忘れ物ぐらいであっても)、すぐに解決出来る。躊躇する必要はない。

しかし、その交流を始めるのは難しい。交流が始まる前に、地元の絆はないからだ。その絆を結ぶためこそ交流は必要だ。このような交流を促すために、何が良かろう。神道は、共同体の絆を重視するので、神社がこのような問題と取り組めば良いのではないか。

そして、神社には簡単な取り組み方がある。神社の祭りは原則として解放されているので、誰でも参列できる。ただし、新しく転入した人は、神社の祭りの月日は分かるはずはない。その上、どうしたら良いかも分からない。だから、神社が積極的に祭りへ招待すれば良いと思う。

小さな村落であれば、転入者が来たことは、すぐに分かると思うので、神職や総代がその家に足を運んで、祭りの情報と招待を直接に伝えたら良い。大都会の場合、すぐに分かるはずはない。分かったら、同じように招待を伝えることはできるが、特に重要なのは、気付きにくい転入者である。行政は手伝わない。政教分離の理由で、行政は神社の祭りについての情報を配布できない。(全ての宗教施設などの行事が入っていたら、できるようだから、そのような協同的な活動は良かろう。)だから、氏子区域の全ての世帯へ祭りの知らせを配布したらいかがだろうか。印刷物で、チラシのような形で。

その内容には、もちろん月日と時間を明記して、新しく転入してきた人を特に歓迎することも特筆した方が良かろう。その上、「宗教などを問わずに歓迎する」と書くべきだと思う。もちろん、自分の宗教を理由に参列しない人も存在するが、神社側からそれは理由にならないが、それは常識ではないこともある。

そして、転入者が祭りに参列すれば、何かの所役を提供すると良い。つまり、ただ傍から祭りを見るだけではく、他の住民と一緒に参加できるようにする。話し合う機会になるし、それからの会話の話題になるので、絆の基盤となるだろう。

このようにすれば、皆が皆共同体と強い絆を結ぶわけではないが、重要な貢献になるのではないかと私は思う。


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