女性宮家

最近、いわゆる「女性宮家」の問題が話題になっている。問題の原因は、皇族の男性は非常に少なくて、10年後の皇族はもしかして5人にしかいらっしゃらないのではないかという推測で、そのことになったら皇族の仕事は果たせるかは心配されている。これは確かに心配することです。対策として、皇族の女性が結婚後、皇室にとどまる措置を取る提案がある。それはいわゆる「女性宮家」である。

それに反対する団体もいる。例えば、神道政治連盟はそうだ。その反対する理由は、女系天皇への道を開くことだ。女系天皇は大きな課題である。天皇家の1500年の伝統を覆すことだから、少なくとも気軽にするべきではない。特に、皇族の人数が少なくする恐れの対策として相応しくないのである。

しかし、簡単な解決策がある。

皇族の女性の方が結婚したら、その女性は皇族にとどまることとする。つまり、名字を受けないし、戸籍に記入されない。夫の戸籍の備考欄に、皇族の女性と結婚していることを記載して、子供は夫の戸籍に記載して、夫の苗字を持つ。子供は皇族にはならないので、女系天皇の恐れは一切ない。

この制度に反論する余地はない。なぜなら、現行の国際結婚の制度であるからだ。日本人と外国人が結婚すれば、外国籍の配偶者は戸籍に記載されない。備考欄に記載することは多いが、それもしない場合もあるらしい。そして、子供は日本人の配偶者の戸籍に載る。夫婦別姓にも事実上なっている。苗字を統一しようとしても、外国人は漢字圏の人ではない限り、法律上無理だ。日本人の苗字は、ひらがな、カタカナ、または漢字ではないといけないので、ローマ字やアラビア字の苗字を持つ配偶者と統一することは禁止されている。

日本国中、もう数万組がこのような制度下で家族生活を送っているので、手続きの問題にならない。ほとんどの地方自治体はもう慣れている。同じように、配偶者と配偶者の間に法律上の地位が大きく違うことも、現行の制度と同じだ。外国人の方には、参政権もないし、在留資格を維持しなければならない。

つまり、既に存在している制度を活用すれば、皇族の激減の問題を解決できるし、女系天皇の問題を安全に先送りすることもできる。合理的な問題を提供する余地はないように見えるので、オススメする。


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コメント

“女性宮家” への1件のコメント

  1. Sのアバター
    S

    父系遺伝子の問題なので、旧宮家が復帰なさるのが皇統存続の筋道であると存ずる次第であります。